こんにちわ。
プロラグビー選手の田淵慎理です。
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この記事はこんな方にオススメです!!

フランカーの選手って試合中何しているの?観戦しててもよくわからないよ。

背番号6も7もどっちもフランカーだけどちがいってあるの?
そんな疑問にお答えします。
私は実際試合でフランカーでプレーしていますので、プレーしているからこそ書ける内容になっています。
ラグビー初心者の方でもわかるようにできるだけ簡単に説明しますので、ぜひ最後まで読んでください。
この記事を最後まで読んでフランカーについて知れば、次のラグビー観戦が楽しくなりますよ!!
フランカーとは?

背番号6と7の選手のポジションのことです。
フォワード(背番号1〜8の選手)の中のポジションのひとつ。
フォワードとは、スクラムやラインアウトといったセットプレーをするポジションの選手です。
これは豆知識ですが、6・7・8の選手3人を「バックロー」と呼びます。
フランカーの役割
アタックではチームの前進の中心に

チームの前進の中心となることがアタックでの役割です!
具体的には、ふたつのプレーがあります。
- ボールキャリー(ボールを持って相手に当たりにいくこと)
- パス
ボールキャリーでは、タックルされながらでも前進するパワフルさが必要。
つぎにパスでは、パスの技術と冷静な視野が必要です。
つまり、フランカーは「パワフルなボールキャリー」と「冷静な状況判断のパス」。
その両方を駆使してチームを前進させる存在と言えます。
ディフェンスではハンターのように敵とボールを狙う

ハンターのように常に敵ボールを取り返すチャンスを狙っています!
フランカーはボールを狙うハンターです笑
具体的なプレーは次のふたつ。
- タックル
- ジャッカル(相手選手からボールを奪うプレー)
ラグビーは、ルール上攻撃回数が決まっていません。
なので、ディフェンスはどこかの場面で相手ボールを奪い返す必要があります。
その役割の中心となるのが、フランカーです。
的確なタックルで相手のアタックを止めたり、相手のサポートが遅れていれば、ジャッカルでボールを奪います。
つまり、フランカーはディフェンスのとき、常に相手のスキを狙っているハンターのような存在というわけです。
背番号6と7のちがいは得意分野のちがい
ここでこんな疑問がでてくるかもしれません。

フランカーの役割は分かったけど、背番号6と7はどうやって決めているの?
結論から言うと

得意分野のちがいです!
これが私の考えになります。
つまり、
- 6はアタックが得意な選手
- 7はディフェンスが得意な選手
というふうに考えてもらっていいんじゃないかと。
さらにそれぞれの特徴を詳しくまとめると下記のようになります。
フランカー6の特徴
主な有名選手
※ワールドカップ日本大会時のポジションを参考にしています。
リーチ・マイケル(日本)
日本ラグビーのキャプテンといえばこの人。
姫野和樹(日本)
日本代表では、4・5・6・8といったポジションで活躍。
ピーター・ステフ・デュトイ(南アフリカ)
身長2メートル超えで器用さもある選手。ロックでもフランカーでも活躍。
フランカー7の特徴
主な有名選手
リッチー・マコウ(ニュージーランド)
世界最強のニュージーランド代表のレジェンド。ニュージーランドのキャプテンといえばこの人。
マイケル・フーパー(オーストラリア)
オーストラリア代表で若くからキャプテンに。オーストラリアの7番といえばこの人。
まとめ
ここまで読んでいただきありがとうございました。
- フランカーの役割
- 背番号6と7のちがい
これらは分かっていただけたと思います。
ちなみにこの内容は私自身の個人的な感覚になります。
チームによっては、ディフェンスが得意な選手を6と7両方に起用してディフェンス重視でチームを作ることもありますし。その逆もあります。
あなたのスキなチームはどんな選手がフランカーで出場していますか?

次回のラグビー観戦では、今回の内容を思い出してフランカーに注目してくださいね!
では、よいラグビーライフを!
コメント
本当に分かりやすくて素晴らしい!ラグビー観戦が更に楽しくなりますね!
コメントありがとうございます!
すこしでも観戦の参考になればうれしいです!!
とても分かりやすかったです❗️ありがとうございます❗️6番がアタックが特異な選手で7番がディフェンスが特な選手を選ぶ理由が知りたいです❗️試合中のスクラムで6番と7番が入れ替わっている時がありますが、この戦術の意図が知りたいです❗️機会がありましたら解説よろしくお願いします❗️
コメントありがとうございます!!
7番の選手はオープンサイドフランカーと呼ばれています。その理由は、スクラムからのディフェンスのとき、広いオープンサイドを守る技術が必要だからです。ですので、常に7番の選手がオープンサイドになるようにサイドを入れ替わります。