こんにちわ。
プロラグビー選手の田淵慎理です。
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1/30に第2節・VS九州電力キューデンヴォルテクスが行われました。
この記事を読めばこんなことが分かります。↓
- ブルースがどれだけ有利にプレーしていたかが数字で分かる
- ラグビーのアタックのポイントが分かる
読み終わったあとに、初心者や中級者の方が
「またひとつラグビーのことが分かった!」
と感じてもらえるとうれしいです。
試合概要
試合結果はコチラ↓

試合のメンバーはコチラ↓

試合後の監督・選手のコメントはコチラ↓
先月のトレーニングマッチの記事はコチラ↓
試合解説

試合後すぐの感想

アタックでもっと得点できないとなあ。。。
試合後すぐにそう感じました。
なぜ、そう感じたのでしょうか?
そう感じた理由があるはずです。
- ミスが多かった?
- コミュニケーション不足?
- 展開ラグビーができていない?
ラグビーでは、試合後に具体的な数字を使って試合をふりかえることがあります。
数字を確認してみましょう。

数字から試合をふりかえる
具体的に数字を確認していきましょう。
サニックスブルース | キューデンヴォルテクス | |
ボール保持時間 | 20分 | 10分 |
テリトリー | 69% | 31% |
ラインブレイク | 7回 | 1回 |
ペナルティ | 7回 | 14回 |
ボール保持時間
サニックスブルース | キューデンヴォルテクス | |
ボール保持時間 | 20分 | 10分 |
サニックスは九電さんの2倍の時間アタックしていました。
テリトリー
サニックスブルース | キューデンヴォルテクス | |
テリトリー | 69% | 31% |
サニックスは九電さんの2倍以上、敵陣でプレーしていました。
ラインブレイク
サニックスブルース | キューデンヴォルテクス | |
ラインブレイク | 7回 | 1回 |
サニックスは7回ラインブレイクしてアタックできていました。
ペナルティ
サニックスブルース | キューデンヴォルテクス | ||
ペナルティ | 7回 | 14回 |
サニックスのペナルティは九電さんの半分でした。

有利にプレーしながらも、得点が入らなかった
これを見てどう感じますか?

思ったよりもかなり有利にプレーしてるやん!
そう感じました。
しかし、得点に結びついていない。
ボールを持ってアタックしているのに、得点が思ったより入らない。
これがアタックが課題だなと感じた要因だと分かりました。
逆に言えば、九電さんのディフェンスのプレッシャーがすばらしかったと言えます。
これは、キャプテンも試合後にコメントしていました。
次は、個人的なアタックのポイントを解説していきます。

個人的アタックのポイント2つ
※あくまで個人的な見方なので、チームとは異なります。
アタックのポイントはこのふたつ。↓
- チームの攻撃陣形の精度アップ
- 連続攻撃すること
順番に解説します。
チームの攻撃陣形の精度アップ
アタックのとき、チームであらかじめ決めている陣形をとります。
この陣形から、いいアタックができるように練習している訳です。
しかし、ここ2試合では、この陣形からのアタックでいいプレーができている場面が少ない。
たとえば、ディビジョン1の試合では、フォワードとバックスが上手く連携してアタックするシーンがよく見られます。
そんなシーンをもっと増やしていきたい。
フォワードだけ、バックスだけのアタックになるとディフェンス側は守るのがカンタンです。
チームで決めた陣形からいいプレーができると、プレーしている選手もさらに勢いに乗れるはずです。

連続攻撃すること
敵陣のアタックのとき、もっと連続攻撃したい。
なぜなら、ディフェンスを乱れさすことができるからです。
具体的には、人数が足りなくなったり、判断ミス・タックルミスが起こるからです。
ラグビーはアタック側が有利なスポーツ。
ディフェンス側は、ボールが出るまで動けませんが、アタック側は自由に動けます。
さらに、前だけでなく、後ろにあるスペースも守る必要がある。
効果的に連続攻撃することで、ディフェンスは常にプレッシャーを感じることになるでしょう。

まとめ
今回の記事では、九州電力キューデンヴォルテクス戦について書きました。
試合後アタックが課題だなと個人的には感じました。
それを確認するために、数字から実際どうだったのかをふりかえりました。
サニックスブルース | キューデンヴォルテクス | |
ボール保持時間 | 20分 | 10分 |
テリトリー | 69% | 31% |
ラインブレイク | 7回 | 1回 |
ペナルティ | 7回 | 14回 |
結果は、かなり有利に試合を進めていたのに、得点につながっていなかったと分かりました。
個人的なアタックのポイントはふたつ。↓
- チームの攻撃陣形の精度アップ
- 連続攻撃すること
このふたつを同時に実行することができれば、良い攻撃につながります。
改善のためには、練習あるのみですね。
※これは個人的なものなので、チームとは異なります。
次節は、2/12の清水建設江東ブルーシャークス戦です。
熱い応援をよろしくおねがいします。
グランドでお会いできることを楽しみにしています!!
よいラグビーライフをお過ごしください。
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