こんにちわ。
プロラグビー選手の田淵慎理です。
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いきなりですが、ラグビーってどんなスポーツか説明できますか?
すこし考えてみてください。

フォワードが当たって、バックスが走る痛そうなスポーツでしょ。

いやいや、華麗なパスとキックも見どころだよ!
などいろいろ意見はあるでしょう。
私が感じたことは

なんとなくイメージできるけど、言葉にするのは難しいな、、、
ということ。
これを聞いて

ラグビー選手でもむずかしいの?かんたんに説明してよ!
と思った方のためにじっくり考えてみました!
最後まで読めば、
- ラグビーがどんなスポーツか分かる
- ラグビーの目的と原則について知れる
- ラグビーの理解が深まり、観戦が楽しくなる
そんな記事になっています。
ラグビー関係の記事で多い記事は、ルールについての解説です。
しかし、「ラグビーとはどんなスポーツか」について書かれた記事は少ない気がしました。
ここでしか読めない内容にしたつもりです。
少し長くなりますが最後まで読んでみてください。
では、解説にいきましょう!
この記事は下記リンクを参考にしています↓
ラグビーとは

結論から書きますね。
私の考えるラグビーとは、
それを達成するために、
これになります。

どういうこと?

順番に解説しますね。
ラグビーの目的はできるだけ得点すること

ラグビーの目的はできるだけ得点して、ゲームに勝利することだよ。
これは他のどんなスポーツでもほぼ同じです。

たしかに野球でもサッカーでも得点が多いほうが勝ちになるもんなぁ。
これが、ラグビーの目的ということが分かりましたね。
ラグビーの5つの原則
つぎにこの部分の解説ですね。
これは「ラグビーの原則」を私なりにかんたんにしたものです。

原則とは目的を達成するためのものだよ。

原則ってなんとなく分かるけど、むずかしそう。。。

「このようにプレーしてくださいね」と考えると分かりやすいかも。
ラグビーの5つの原則とは
- ボールの争奪
- 攻撃の目的はプレーの継続
- 防御の目的はボールの再獲得
- 3つの多様性
- 原則を守ると有利になる
これを読んで、

はい。ラグビーむずかしい。もう読むのやめよて寝よう。
となった方。気持ちわかります笑

でも、大丈夫!できるだけわかりやすく解説したよ!
ひとつづつ見ていきましょう!
ボールの争奪
ボールの争奪とは、
「ラグビーのあらゆる局面でボールが争奪される状況があること」
になります。
具体例(スクラム・ラインアウトでのボールの争奪)
たとえば、スクラムやラインアウト。
これらのプレーでは、攻撃側がボールをまっすぐに入れなければなりません。

なぜ、まっすぐ入れないといけないと思う?

なんでだろう。考えたこともなかった。
その理由は、つまりボールの争奪です。
このルールがあることで、防御側にもボールを取り返すチャンスが生まれます。
これが「あらゆる局面でボールが争奪される状況があること」です。
ボールの争奪は原則の中でいちばん重要

あとすこしだけ詳しく解説するね。
「ラグビーのあらゆる局面」とは
- コンタクトプレー
- スクラム
- ラインアウト
- キックオフ
のことで、
「ボールが争奪される状況がある」とは、
- 攻撃側と守備側の両方にマイボールになるチャンスがあること
になります。
まとめると、
- コンタクトプレー・スクラム・ラインアウト・キックオフはボールの争奪
- 争奪に勝利したチームのボールになる
攻撃側のマイボールでも、確実にボール獲得できると決まっている訳ではないんですね。
防御側にもチャンスがある。
これがラグビーの原則の中でいちばん重要。

ボール争奪のおかげで、ラグビーが他のスポーツとは一味ちがうとぼくは思っているよ。
攻撃・プレーの継続
攻撃が得点するために必要なことは、プレーの継続です。
なぜなら、1回のプレーでトライになることはほとんどないから。

じっさい、ほとんどのトライは連続攻撃から生まれているよ。
プレーを継続するポイントはラックとモール
攻撃側は、グランドの縦や横のスペースにボールを動かして、トライを狙います。
そのときに重要な役割をするのが、ラックとモールです。
簡単に言うと、ラックとモールができるたびに防御側は体勢を整える必要がある。(そういうルールになっています。)
攻撃側はプレーが継続できる分だけ、スペースにボールを動かして得点するチャンスがあります。

プレーが継続できれば、得点するチャンスがたくさん生まれる可能性があるってことだね。

だから、プレーの継続が大切なのか!
防御・ボールの再獲得
防御の目的は、ボールの再獲得。
つまり、相手ボールを取り返すことです。
よくある勘違いを紹介しましょう。

これは防御の本当の目的とは言えないよ。

なんで?いいプレーと思うけど。
具体例(いいタックルばかりでは得点できない)
たとえば、いいタックルを何度もくりかえしたときを考えてみましょう。
それは誰が見てもいいプレーでしょう。
しかし、攻撃がプレーを継続している間は、こちらが得点することはできません。
攻撃を終わらせるためには、ボールを取り返すしかありません。
このことから防御の目的はボールの再獲得となることがわかると思います。

ボールの再獲得がたいせつだと分かってもらえた?

守ってばかりだと、点が取れないから勝てないってことだね。
多様性
個人スキルの多様性
個人スキルには共通のスキルがあります。
たとえば、パスやタックルはどの選手にも必要なスキル。
その一方で、自分の能力に適したポジションの専門的なスキルを伸ばすことも必要です。
専門的なスキルとはこれです。
- プロップのスクラム
- ロックのラインアウト
- キッカーのゴールキック
- ハーフのパス
このように多くのスキルがラグビーには存在します。
選手は、自由にどんなスキルを習得するかを選ぶことができます。
集団スキルの多様性
試合中の状況に応じて、どんな人数のグループでもプレーできます。
たとえば、こんなものがあります。
- 味方のサポートの人数
- ラインアウトの人数
- キックをカバーする人数
選手は勝つために、試合中どんな人数でプレーするか選ぶことになります。
一緒にプレーする選手の多様性
ラグビーでは様々な状況が生まれるので、それに応じたスキルが必要となります。
さまざまな身体的特徴や能力をもつ選手が一緒にプレーすることができます。
つまり、どんな選手のどんなプレーでも、試合で必要な場面があるということです。
原則を守ると有利になる
ラグビーの原則と目的を有効に活用できるチームが有利になる。
そんなルールになっています、ということ。
特にラグビーは攻撃側が有利なスポーツということも書かれてます。
まとめ

ラグビーがどんなスポーツか分かってもらえましたか?

なんとなくだけど分かった気がする!

わからない部分は読み返したり、コメントに書いてくれてもオッケーだよ。
今回の記事のまとめです。
ラグビーがどんなスポーツかを考える上で、ラグビーの5つの原則を参考にしました。
原則とは、「このようにプレーしてくださいね」と考えると分かりやすかったですね。
原則は次のとおり
- ボールの争奪
- 攻撃の目的はプレーの継続
- 防御の目的はボールの再獲得
- 3つの多様性
- 原則を守ると有利になる
難しい内容になったかもしれません。

ぼくも記事を書く中で、ラグビーについて改めて整理できました。
ラグビーの本質を理解すれば、ルールの理解もスムーズになるはず。
知識をつけて、ラグビー観戦を楽しんでもらえるとうれしいです。
みなさんのよりよいラグビーライフを願っています。
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